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GREDネット詐欺レポート(2023年1月)

GREDネット詐欺レポート(2023年1月)

セキュアブレインが運用する、無料のウェブセキュリティサービス「gred(グレッド)でチェック(http://check.gred.jp/)」で収集した情報を分析し、「GREDネット詐欺レポート」としてまとめています。 「gredでチェック」は、インターネットユーザがウェブサイトの安全確認を行うことができる、無料のウェブセキュリティサービスです。確認したいウェブサイトのURLを入力するだけで、セキュアブレインが独自に開発した解析エンジンが短時間で解析し、そのウェブサイトが「安全(Safe)」か「危険(Danger)」を判断します。

gredでチェックが検知する悪質サイト


悪質サイトのカテゴリ
説明
フィッシング本物にそっくりな偽造Webサイトやあたかも普通の商品販売サイトに見えるサイトです。ユーザのIDやパスワードなどの個人情報やクレジットカード情報などを不正に取得します。
ワンクリック詐欺サイト上のボタン等をクリックしただけで、契約が成立したように見せかけて、料金を請求する問題のあるWebサイト。
ボーガスウェア偽ソフトウェア 実際には機能しない、偽物のソフトウェア(ボーガスウェア)を配布して、料金を請求しようとする問題のあるWebサイト。
不正改ざんサイトサイトの脆弱性を突かれ、改ざんなどの攻撃をされてしまった状態になっているサイト。
不正攻撃サイト他のコンピュータに存在する脆弱性を突いて、攻撃を行う事を目的として作成された不正サイト。
その他のマルウェアウイルス、ワーム、スパイウェア以外の不正プログラムです。
GoogleブラックリストGoogleのSafe Browsing API によってコンテンツが悪質の可能性(フィッシング)があると判定されたサイト。

gredでチェックが検知した悪質URLのカテゴリと検知数(2023年1月)

悪質サイトのカテゴリ検知数
フィッシング2981
ワンクリック詐欺89
ボーカスウェア8
不正改ざんサイト17
不正攻撃サイト49
その他のマルウェア40
Googleブラックリスト113
合計3297

3か月間の推移

悪質URL3か月の推移

総評

今月も「gredでチェックの検知数」としては先月とほぼ同じくらいです。また今月も定番の金融系、EC系のフィッシングサイトやプロバイダー、宅配業者、WEBメール、国税庁などのフィッシングサイトや偽物販売サイトなどが多く確認されましたが特に目新しいブランドのフィッシングサイトの立ち上げはありませんでした。

今月も銀行のフィッシングサイトで新しいパターンがいくつか確認されています。銀行のフィッシングサイトにおいて、都市銀行はほぼ恒常的に作られています。一方、地方銀行は毎月新しいタイプが出現しては、すぐに消えてあまり長期化するものはありません。しかし、数か月を経てまた復活するものもあります。

地方銀行は利用者が地域に限定される傾向があるので、全国的な攻撃には不向きな面もあると想定されますが、それでも定期的に出現しているので、今後も注意が必要です。