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GREDネット詐欺レポート(2023年2月)

GREDネット詐欺レポート(2023年2月)

セキュアブレインが運用する、無料のウェブセキュリティサービス「gred(グレッド)でチェック(http://check.gred.jp/)」で収集した情報を分析し、「GREDネット詐欺レポート」としてまとめています。 「gredでチェック」は、インターネットユーザがウェブサイトの安全確認を行うことができる、無料のウェブセキュリティサービスです。確認したいウェブサイトのURLを入力するだけで、セキュアブレインが独自に開発した解析エンジンが短時間で解析し、そのウェブサイトが「安全(Safe)」か「危険(Danger)」を判断します。

gredでチェックが検知する悪質サイト


悪質サイトのカテゴリ
説明
フィッシング本物にそっくりな偽造Webサイトやあたかも普通の商品販売サイトに見えるサイトです。ユーザのIDやパスワードなどの個人情報やクレジットカード情報などを不正に取得します。
ワンクリック詐欺サイト上のボタン等をクリックしただけで、契約が成立したように見せかけて、料金を請求する問題のあるWebサイト。
ボーガスウェア偽ソフトウェア 実際には機能しない、偽物のソフトウェア(ボーガスウェア)を配布して、料金を請求しようとする問題のあるWebサイト。
不正改ざんサイトサイトの脆弱性を突かれ、改ざんなどの攻撃をされてしまった状態になっているサイト。
不正攻撃サイト他のコンピュータに存在する脆弱性を突いて、攻撃を行う事を目的として作成された不正サイト。
その他のマルウェアウイルス、ワーム、スパイウェア以外の不正プログラムです。
GoogleブラックリストGoogleのSafe Browsing API によってコンテンツが悪質の可能性(フィッシング)があると判定されたサイト。

gredでチェックが検知した悪質URLのカテゴリと検知数(2023年2月)

悪質サイトのカテゴリ
検知数
フィッシング
3054
ワンクリック詐欺
105
ボーカスウェア
8
不正改ざんサイト
0
不正攻撃サイト
45
その他のマルウェア
49
Googleブラックリスト
76
合計
3337

3か月間の推移

悪質URL3か月の推移

総評

今月も「gredでチェック」の検知数としては先月とほぼ同じくらいです。また今月も定番の金融系、EC系、プロバイダー、宅配業者、WEBメールなどのフィッシングサイトや偽物販売サイトなどが多く確認されました。特に国税庁や携帯電話事業者を騙り未納料金を督促する詐欺サイトが数多く確認されています。また、ヤマト運輸の詐欺サイトも多く見られましたが、そのバリエーションの多さも特徴的でした。

銀行のフィッシングサイトにおいてもいくつか新しいブランドが出現しています。
SBJ銀行は韓国の銀行ですが、日本語サイトも存在します。日本の銀行だけではなく今後は海外の銀行の日本語サイトも注意が必要です。

コンビニ系の銀行では既にセブン銀行のフィッシングサイトが多く出回っていますが、新たにローソン銀行のフィッシングサイトが出現しています。

旅行関連では東京ディズニーリゾートのフィッシングサイトが確認されています。コロナ解禁やGWに向けて旅行関連のフィッシングサイトが今後も懸念されます。