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GREDネット詐欺レポート(2023年6月)

GREDネット詐欺レポート(2023年6月)

セキュアブレインが運用する、無料のウェブセキュリティサービス「gred(グレッド)でチェック(http://check.gred.jp/)」で収集した情報を分析し、「GREDネット詐欺レポート」としてまとめています。 「gredでチェック」は、インターネットユーザがウェブサイトの安全確認を行うことができる、無料のウェブセキュリティサービスです。確認したいウェブサイトのURLを入力するだけで、セキュアブレインが独自に開発した解析エンジンが短時間で解析し、そのウェブサイトが「安全(Safe)」か「危険(Danger)」を判断します。

gredでチェックが検知する悪質サイト

悪質サイトのカテゴリ
説明
フィッシング本物にそっくりな偽造Webサイトやあたかも普通の商品販売サイトに見えるサイトです。ユーザのIDやパスワードなどの個人情報やクレジットカード情報などを不正に取得します。
ワンクリック詐欺サイト上のボタン等をクリックしただけで、契約が成立したように見せかけて、料金を請求する問題のあるWebサイト。
ボーガスウェア偽ソフトウェア 実際には機能しない、偽物のソフトウェア(ボーガスウェア)を配布して、料金を請求しようとする問題のあるWebサイト。
不正改ざんサイトサイトの脆弱性を突かれ、改ざんなどの攻撃をされてしまった状態になっているサイト。
不正攻撃サイト他のコンピュータに存在する脆弱性を突いて、攻撃を行う事を目的として作成された不正サイト。
その他のマルウェアウイルス、ワーム、スパイウェア以外の不正プログラムです。
GoogleブラックリストGoogleのSafe Browsing API によってコンテンツが悪質の可能性(フィッシング)があると判定されたサイト。

gredでチェックが検知した悪質URLのカテゴリと検知数(2023年6月)

悪質サイトのカテゴリ検知数
フィッシング3509
ワンクリック詐欺172
ボーカスウェア25
不正改ざんサイト4
不正攻撃サイト67
その他のマルウェア62
Googleブラックリスト246
合計4085

3か月間の推移

悪質URL3か月の推移

総評

「gredでチェック」は先月とほぼ同じような検知数となっています。定番の金融系、EC系、プロバイダー、宅配業者、WEBメールなどのフィッシングサイトや偽物販売サイトなどが多く確認されています。

今月も「北洋銀行」「群馬銀行」など新種の銀行のフィッシングサイトが確認されています。先月に引き続きこのところ毎月、銀行のフィッシングサイトに新種が現れています。

また旅行支援を名目とした「じゃらん」のフィッシングサイトや「JAL」「ANA」などの航空会社のフィッシングサイトが確認されています。これからの旅行シーズンに向けて注意が必要です。