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GREDネット詐欺レポート(2024年2月)

GREDネット詐欺レポート(2024年2月)

セキュアブレインが運用する、無料のウェブセキュリティサービス「gred(グレッド)でチェック(http://check.gred.jp/)」で収集した情報を分析し、「GREDネット詐欺レポート」としてまとめています。 「gredでチェック」は、インターネットユーザがウェブサイトの安全確認を行うことができる、無料のウェブセキュリティサービスです。確認したいウェブサイトのURLを入力するだけで、セキュアブレインが独自に開発した解析エンジンが短時間で解析し、そのウェブサイトが「安全(Safe)」か「危険(Danger)」を判断します。

gredでチェックが検知する悪質サイト

悪質サイトのカテゴリ
説明
フィッシング本物にそっくりな偽造Webサイトやあたかも普通の商品販売サイトに見えるサイトです。ユーザのIDやパスワードなどの個人情報やクレジットカード情報などを不正に取得します。
ワンクリック詐欺サイト上のボタン等をクリックしただけで、契約が成立したように見せかけて、料金を請求する問題のあるWebサイト。
ボーガスウェア偽ソフトウェア 実際には機能しない、偽物のソフトウェア(ボーガスウェア)を配布して、料金を請求しようとする問題のあるWebサイト。
不正改ざんサイトサイトの脆弱性を突かれ、改ざんなどの攻撃をされてしまった状態になっているサイト。
不正攻撃サイト他のコンピュータに存在する脆弱性を突いて、攻撃を行う事を目的として作成された不正サイト。
その他のマルウェアウイルス、ワーム、スパイウェア以外の不正プログラムです。
GoogleブラックリストGoogleのSafe Browsing API によってコンテンツが悪質の可能性(フィッシング)があると判定されたサイト。

gredでチェックが検知した悪質URLのカテゴリと検知数(2024年2月)

悪質サイトのカテゴリ検知数
フィッシング3373
ワンクリック詐欺178
ボーカスウェア77
不正改ざんサイト5
不正攻撃サイト104
その他のマルウェア107
Googleブラックリスト108
合計3952

3か月間の推移

悪質URL3か月の推移

総評

2月の「gredでチェック」の検知数(3,952件)は先月(4,474件)と比べて若干減りましたがほぼ同じくらいの検知となりました。目新しい新規のブランドはありませんでしたが、先月懸念したようにマスターカードのフィッシングが50件ほど確認されていて、定番化しているようで注意が必要です。

また以前も確認されていましたが、JR西日本のフィッシングサイトが再び出始めています。JR関連のフィッシングではJR東日本のえきねっとやSuicaのフィッシングサイトが多く出回っていますが、交通系のサイトには今後とも警戒が必要です。

■JR西日本のフィッシングサイト

JR西日本のフィッシングサイト

近年注目されているサポート詐欺ですが、一部コンテンツの作り方に変化が見られます。画面上は従来と同じような画面ですが、コンテンツは全て難読化SCRIPTで構成されています。またファイルサイズが10MB から30MB以上と、かなり大容量となっており、コンテンツの作りや構成にも注視が必要です。