PhishWall利用サポート
法人向け製品サポート
パートナー様向けログイン

セキュアブレイン gred セキュリティレポートVol.15【2010年9月分統計】

このプレスリリースに記載されている情報(価格、仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URLなど)は、発表時点のものです。最新の情報につきましては、こちらのお問い合わせ先にご確認ください。

2010年10月29日

報道関係各位

セキュアブレイン gred セキュリティレポートVol.15【2010年9月分統計】

個人情報詐取のトレンドは偽ブランド品販売サイトに

 株式会社セキュアブレイン(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 兼 CEO: 成田 明彦、以下「セキュアブレイン」)はセキュアブレインが運用する、無料のウェブセキュリティサービス「gred(グレッド )でチェック」で収集した情報を基に、「セキュアブレイン先端技術研究所」(以下 先端技術研究所)で分析を行い、その結果を「セキュアブレイン gred セキュリティレポート」として公表します。 「gredでチェック」 は、インターネットユーザがウェブサイトの安全確認を行うことができる、無料のウェブセキュリティサービスです。確認したいウェブサイトのURL を入力するだけで、セキュアブレインが独自に開発した解析エンジンが、ブラックリストを使用せず短時間で解析し、そのウェブサイトが「安全(Safe)」か「危険(Danger)」を判断します 。

本レポートに含まれる内容

    1 gred セキュリティレポート概要

    1.1 危険と判断されたウェブサイトの数(図表1.1.)
    1.2 「gred でチェック」で検知した脅威の月別推移(脅威別)(図表1.2.)
    1.3 「gredでチェック」月別総利用数(図表 1.3.)
    1.4 「gred でチェック」のチェック結果に表示される脅威の説明

    2 数値で見る「不正改ざんサイト」の内訳(図表2.1., 2.2.)

    3 世界中に広がる不正改ざんの被害(図表3.1)

    4 フィッシング詐欺サイトのトレンドの変遷(図表4.1)

    5 個人・企業それぞれに求められる、セキュリティ対策とは?

    5.1 個人向けの対策: 「gredでチェック 」「Internet SagiWall(インターネット・サギウォール)」「gred AntiVirus アクセラレータ」
    5.2 企業向けの対策:「gredセキュリティサービス」

    1 gred セキュリティレポート概要

    1.1「危険」と判断されたウェブサイトの数

    2010年9月:4,342件(図表1.1.)

    report15_chart1.gif

    1.2 「gredでチェック」で検知した脅威の月別推移(脅威別)

    (図表1.2.)

    report15_chart2.gif

    1.3 「gredでチェック」月別総利用数(図表1.3.)

    report15_chart3.gif

    ●「危険」と判断されたウェブサイトの件数は、4,342件(前月比93.8%、図表1.1.)。8月の統計に引続き減少傾向です。
    ●「不正改ざんサイトの」の検知数が僅かに増加していますが、その他の項目については減少傾向が続いています。

      1.4 「gredでチェック」のチェック結果に表示される脅威の説明

      表示される脅威の名称説明
      フィッシング詐欺本物そっくりに、偽造されたウェブサイトです。ユーザのIDや、パスワード等の個人情報を不正に取得します 。
      ワンクリック不正請求ウェブサイト上のボタン等をクリックしただけで、契約が成立したように見せかけ、料金を不当に請求する詐欺を行っているウェブサイトです。
      偽ソフトウェア(不正プログラム)不当に料金を請求する、実際には機能しない、偽物のソフトウェアを配布しているウェブサイ トです。
      不正攻撃サイト他のコンピュータに攻撃を行うことを目的として作成されたウェブサイトです。
      不正改ざんサイト攻撃者によって、不正に改ざんされてしまった状態になっているウェブサイトです。
      ウイルス(不正プログラム)ウイルスが仕掛けられているウェブサイトです。閲覧すると感染被害の恐れがあります。
      ワーム(不正プログラム)電子メールやネットワークを利用し自己増殖する、ワームが仕掛けられているウェブサイトです。閲覧すると感染被害の恐れがあります。
      スパイウェア(不正プログラム)個人情報等をコンピュータから盗む、スパイウェアが仕掛けられているウェブサイトです 。閲覧すると感染被害の恐れがあります。
      その他のマルウェア(不正プログラム)ウイルス、ワーム、スパイウェア以外の不正プログラムが仕掛けられているウェブサイトです 。閲覧すると感染被害の恐れがあります。

      2 数値で見る「不正改ざんサイト」の内訳(図表2.1., 2.2.)

      (図表2.1.)

      report15_chart4.gif

      (図表2.2.)

      report15_chart5.gif

      3 世界中に広がる不正改ざんの被害(図表3.1)

      不正改ざんサイトの被害は世界中に広がっています。下図3.1は、セキュアブレインが「gredでチェック」で収集した「不正改ざんサイト」の検知ログを基に、どの国のウェブサイトが被害にあったかを、使用されている言語から2009年9月、2010年3月、2010年9月の3つの時期別に判断したものです。この図を参照すると、「Gumblar」による攻撃が初めて確認された2009年9月の統計では、「不正改ざんサイト」は日本、米国、中国のみが確認されていました。しかし、「Gumblar」による被害が大きく広まった2010年3月以降は、ロシア、アラブ、インドネシア、フランス、韓国、台湾等の国のウェブサイトでも改ざん被害が確認されています。

      【不正改ざんサイトの変化(国別推移)】(図表3.1)

      report15_chart7.gif

      日本のインターネットユーザは、海外ウェブサイトの閲覧も日常的に行い、より多くの情報を得るようになっています。反面、海外のウェブサイトにおいては、ホスティング業者のずさんな運営、取締りを行う機関のカバー範囲から、「悪質なウェブサイト」が閉鎖されず、被害の拡大を続けているようものも確認されています。特に「Drive by Downloadタイプの攻撃」においては、ウイルスの感染力を利用して、国に関係なく「不正改ざんサイトの被害」が拡大していきます。

      4 フィッシング詐欺サイトのトレンドの変遷(図表4.1)

      フィッシング詐欺サイトは、ユーザの個人情報等を騙し取る為の手法を常に進化・変化させています。下図 4.1は、セキュアブレインが「gredでチェック」で収集したフィッシング詐欺の検知ログの内訳を、2009年9月、2010年3月、2010年9月の3つのポイントにおいて比較したものです。
      この図を参照すると、フィッシング詐欺サイトの内訳に大きな変化が生じている事が分かります。1年前の2009年9月では「その他のフィッシング」が50%以上の割合でしたが、2010年3月以降、2010年9月においても「偽ブランド品」を販売すると偽って、情報詐取を企てるウェブサイトが多く使われている事が分かります。

      【フィッシング詐欺サイト内訳の変化】(図表4.1)

      report15_chart6.gif

      また、フィッシング詐欺サイトの種類についても2010年9月は1年前に比較して、多岐にわたっている事が分かります。特に最近ユーザ数が急激に増加している、SNSやブログサービスを偽装して情報を搾取するフィッシング詐欺サイトの事例が発生しています。
      個人情報を取得する手法は、インターネットユーザが利用するサービスのトレンドに併せて常に変化しています。

      5 個人・企業それぞれに求められる、セキュリティ対策とは?

       

      5.1個人向けの対策:「gredでチェック」「Internet SagiWall(インターネット・サギウォール)」「gred AntiVirus アクセラレータ」

      セキュアブレインでは、閲覧しようとしているウェブサイトの安全性を、ブラックリストを使わずに判断する、セキュリティサービス「gredでチェック」(http://www.gred.jp)を無料で提供しています。また、ウイルス対策を無料で強化する、コミュニティ型ウイルス対策製品「gred AntiVirus アクセラレータ」(https://www.securebrain.co.jp/products/gredavx/index.html)もダウンロード提供を行っています。また、また、ウェブサイトのコンテンツやリンク先等複数の要素を解析し、オンライン詐欺サイトや不正プログラム等を配布している危険サイトを、ブラックリストを使わずに検知する「Internet SagiWall」(https://www.securebrain.co.jp/products/sagiwall/index.html)も提供しています。危険なウェブサイトを閲覧してしまった場合、瞬時に画面を遮断し警告画面を表示します。

      ◆「gredでチェック」URL
      http://www.gred.jp

      ◆「Internet SagiWall」の製品紹介URL
      http://www.sagiwall.jp/index.html

      ◆「gred AV アクセラレータ」URL
      https://www.securebrain.co.jp/products/gredavx/index.html

      5.2 企業向けの対策:「gredセキュリティサービス」

      企業のウェブサイトの管理者は、自社のウェブサイトの安全性を、自動で定期的に監視するソリューションが必要です。セキュアブレインでは、企業のウェブサイトが不正に改ざんされていないかを定期的に監視し、問題が発見された場合には、即座に管理者に通知する、SaaS型セキュリティサービス「gredセキュリティサービス」をご提供しています。
      「gredセキュリティサービス」は、ブラックリストを使わずに、ウェブサイトの「今の状態」をリアルタイムに判断します。
      「gredセキュリティサービス」の「無償トライアル版」は、自社ウェブサイトのURL、アラートメール送信先等の情報を登録するだけで、すぐにサービスを利用開始することができます。「gredセキュリティサービス」は、検査対象となるウェブサイトのコンテンツを、ダウンロードして検査を行いますので、ウェブサイトへの負荷はほとんどかかりません。

      ◆「gredセキュリティサービス」無償トライアルお申込みURL
      https://www.securebrain.co.jp/products/gred/trial.html

      ◆「gredセキュリティサービス」の詳細機能説明URL
      https://www.securebrain.co.jp/products/gred/function.html

      以上

      PDFアイコン ニュースリリース 印刷用 (PDF 308KB)

      セキュアブレインについて

      株式会社セキュアブレインは、インターネット上の脅威が多様化する中、「より快適で安心できるネットワーク社会を実現するために、一歩進んだ技術で貢献する」というビジョンのもと、信頼性の高いセキュリティ情報と高品質なセキュリティ製品・サービスを提供する日本発のセキュリティの専門企業です。詳細は、www.securebrain.co.jp をご覧ください。

      本件に関する報道関係者さまからのお問い合わせ先

      株式会社セキュアブレイン 広報担当:丸山 芳生(まるやま よしお)
      info@securebrain.co.jp
      電話:03-3234-3001 、FAX:03-3234-3002   〒102-0083 東京都千代田区麹町2-6-7麹町RKビル 4F