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2015年7月1日
報道関係各位
静岡中央銀行が、セキュアブレインのMITB攻撃対策を搭載した金融機関向け不正送金・フィッシング対策ソリューション「PhishWallプレミアム」を採用
株式会社セキュアブレイン(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 兼 CEO:新保 勲、以下「セキュアブレイン」)は、株式会社静岡中央銀行(本店:静岡県沼津市、取締役社長:清野 眞司、以下「静岡中央銀行」)が、同行のインターネット・バンキングやホームページを利用する顧客を不正送金やフィッシングの被害から守る対策として、MITB(マン・イン・ザ・ブラウザ)攻撃対策を搭載したセキュアブレインの金融機関向け不正送金・フィッシング対策ソリューション「PhishWall(フィッシュウォール)プレミアム」を採用したことを発表します。
インターネット・バンキングを利用するユーザのPCにウイルスを感染させ、PCを乗っ取ることで、振込時に必要な情報を盗み、その情報を元に不正に現金を引き出すという手口での被害が拡大しています。警察庁の発表によると2014年にインターネット・バンキングにおける不正送金の被害額は29億1000万円で、過去最悪だった2013年の被害額の倍になっています。これらの攻撃は、MITB(マン・イン・ザ・ブラウザ)攻撃と呼ばれており、PCに感染したウイルスが、インターネット・バンキングサイトへアクセスした際に通信をハッキングし、偽画面等を表示します。各金融機関は、顧客に対して注意喚起を行っていますが、偽画面等は、正規のサイト上で表示されるため、顧客が偽物と見抜くことが難しく、注意喚起以外の具体策が急務となっています。
「PhishWallプレミアム」は、不正送金やフィッシングの被害を未然に防ぐためのソリューションです。顧客に無料配布される「PhishWallクライアント」と金融機関側で設定する「PhishWallサーバ」との間で認証情報をやり取りすることで、顧客のPC側から、アクセスした企業のWebサイトが真正なサイトであることを証明します。真正な場合、顧客のPCのブラウザに緑のシグナルが点灯し、ひと目でそのWebサイトが本物であることが確認できます。また、顧客が「PhishWallプレミアム」導入企業のWebサイトをブラウザでアクセスするタイミングで、顧客のPCがMITB攻撃型ウイルスに感染していないかをチェックします。感染の徴候を発見した場合は、赤のシグナルと、警告メッセージを表示し、不正な画面への入力を防ぎます。
「PhishWallプレミアム」は、MITB攻撃特有の「ふるまい」をチェックして検知するので、同様の「ふるまい」をする未知のMITB攻撃型ウイルスも検知が可能です。またウイルスを無効化する機能が搭載されています。顧客のPCがMITB攻撃型ウイルスに感染している場合でもウイルスを無効化することで、情報を詐取される危険な状態を回避することができます。
静岡中央銀行は、ウイルスによるMITB攻撃や偽サイト誘導による不正送金の脅威から顧客を保護するために、「PhishWallプレミアム」の採用を決定しました。
セキュアブレインは、安全性向上のためのソリューション提供を積極的に推進し、「PhishWallプレミアム」を金融機関向け不正送金・フィッシング対策の標準ソリューションにしたいと考えております。
以上
プレスリリース印刷用 (PDF 92KB)
セキュアブレインについて
株式会社セキュアブレインは、インターネット上の脅威が多様化する中、Webサービスを提供する事業者や企業にITセキュリティを届ける、サイバーセキュリティ専門会社です。「ネット犯罪からすべての人を守る」というミッションのもと、信頼性の高いセキュリティ情報と高品質なセキュリティ製品・サービスを提供する、日本発のセキュリティの専門企業です。詳細は、https://www.securebrain.co.jp をご覧ください。