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2018年8月29日
株式会社日立システムズ
株式会社セキュアブレイン
報道関係各位
最新型ウイルスへの対策として、導入負荷の低いエージェントレス型製品「Symantec EDR Cloud」と監視を組み合わせたサービスを提供開始
専門のIT技術者がいない企業や製品の導入・管理に手間のかけられない企業のセキュリティ対策を支援
株式会社日立システムズ(代表取締役 取締役社長:北野 昌宏、本社:東京都品川区/以下、日立システムズ)とグループ会社の株式会社セキュアブレイン(代表取締役社長 兼 CEO:青山 健一、本社:東京都千代田区/以下、セキュアブレイン)は、最新型ウイルスへの対策として、株式会社シマンテックのエージェントレス型ウイルス対策製品「Symantec EDR Cloud」とセキュリティアナリストによる監視を組み合わせたサービスを、主に社内に専門のIT技術者がいない企業やセキュリティ対策の導入・管理に手間をかけられない企業などに向けて、10月1日から提供開始します。
企業から情報を不正入手したり、システムを破壊したりすることを目的としてPCに仕掛けられるウイルスは、高度化・巧妙化が進み、これまでのウイルス対策(リストと照合してウイルスを検知する方式など)だけでは防御することが難しくなってきています。こうした中で、ウイルスに侵入されることを前提に、PCのログや挙動を分析して侵入したウイルスを検知、追跡するEDR(Endpoint Detection and Response)という技術により、被害の最小化を図る製品に注目が集まっています。しかし、新たにEDR製品を導入する場合、EDRに精通した専門のセキュリティ技術者を確保するのが困難なほか、既存のウイルス対策ソフトウェアとの影響調査(干渉や誤検知の有無)やコストの負担が大きく、導入を見合わせる企業も多いのが実態です。
こうした背景を踏まえ、日立システムズとセキュアブレインは、エージェントレス型EDR製品「Symantec EDR Cloud」と、セキュリティアナリストによる監視を組み合わせたサービスを提供開始します。
「Symantec EDR Cloud」は、PCの情報を定期的に収集し、人工知能や機械学習を活用した分析により不正に侵入したウイルスの挙動を検知し、侵入経路や影響範囲の特定を支援するものです。また、分析された情報をセキュリティアナリストが監視し、問題があれば通知するサービスを合わせて提供するため、専門のIT技術者がいない企業やセキュリティ対策の導入や管理に手間をかけられない企業に特に効果的です。
本サービスの特長は、一般的なEDR製品とは異なり、PCへのソフトウェア導入が不要なエージェントレス型であるため、PCへのソフトウェア導入作業や管理などの手間がかからない点です。また、製品と併せて提供する監視サービスは、豊富なサイバー攻撃の分析実績をもつセキュアブレインのセキュリティアナリストが行い、問題を検知した場合は管理者の方に分かりやすい形で報告します。価格面では、500ライセンスから導入が可能で、端末数が少ない企業でも導入しやすい価格形態で提供します。
本サービスの導入により、標的型サイバー攻撃や未知のウイルスなどにより社内システムに不正侵入された際の被害拡大を抑えるとともに、再発防止策の立案・実行を迅速に行えるようになります。さらに、日立システムズが従来から提供している「SHIELD セキュリティ統合監視サービス」と組み合わせることで、発生した問題の詳細分析、復旧ならびにITシステム全体に対するセキュリティインシデントの解決も支援することが可能です。
今後、日立システムズとセキュアブレインは、幅広い業種・規模の企業・団体向けに本サービスならびにセキュリティソリューション「SHIELD」を積極的に展開し、ネットワーク・セキュリティ関連事業で、2020年度年間売上600億円をめざします。
なお、今回のサービス提供開始にあたり、株式会社シマンテックから以下のコメントをいただいています。
このたび、日立システムズとセキュアブレインが、弊社のEDRソリューション「Symantec EDR Cloud」をご提供いただくことをうれしく思います。サイバー攻撃がより高度化、複雑化する中、企業にはより高度なエンドポイントセキュリティの強化が求められています。「Symantec EDR Cloud」は、昨今注目されているEDRをエージェントレスで容易に導入でき、企業のエンドポイントの脅威を可視化し、セキュリティ侵害への対応をシンプルな操作によって実現することで、セキュリティに関わる運用の負荷を大幅に軽減します。今回のソリューション提供をきっかけに、今後サイバーセキュリティ強化のお役にたたせていただく機会が増えることを期待しています。
株式会社シマンテック 執行役員社長 波立行智
■サービス概要
基本サービス
機能名 | 概要 |
Symantec EDR Cloud | ・人工知能や機械学習、複数のアンチウイルスを組み合わせて解析し、未知の攻撃も含めて精度高く検知/解析困難にするために難読化されたプログラムも解析が可能 ・PC初期出荷時までの過去にさかのぼり、製品導入以前も含めて攻撃の有無・原因・影響範囲の解析が可能 ・既存のウイルス対策に加えての導入を推奨 ・エージェントの導入不要な非常駐型で、データ収集サーバーで情報を収集 |
監視サービス | ・ネットワーク上のPCに対する定期的なスキャンの実施 ・スキャン結果の確認とお客さまへのご報告 |
関連サービス
機能名 | 概要 |
SHIELDセキュリティ統合監視サービス | ・お客さまITシステムの監視・運用を行います。 ・インシデントを検知した場合、復旧まで支援します。 |
■提供イメージ
■特長
・クライアント端末へのソフトウェア導入が不要なため、導入の手間・導入後の管理負担が少ない
・セキュリティアナリストによる監視サービスを組み合わせて提供
・少ないライセンスから提供可能(最低500ライセンスより)
■モデル価格(ライセンス費+監視サービス費用含む)
・500台導入:1台あたり7,500円/年
・1,000台導入:1台あたり6,000円/年
*詳細の価格は条件によって異なります。
*導入費用は別途見積りとなります。
■日立システムズの「Symantec EDR Cloud」に関するWebサイト
https://www.hitachi-systems.com/solution/s1302/edrcloud/index.html
以上
プレスリリース印刷用 (PDF 532KB)
■日立システムズについて
株式会社日立システムズは、幅広い規模・業種システムの構築と、データセンター、ネットワークやセキュリティの運用・監視センター、コンタクトセンター、全国約300か所のサービス拠点などの多彩なサービスインフラを生かしたシステム運用・監視・保守が強みのITサービス企業です。多彩な「人財」と先進の情報技術を組み合わせた独自のサービスによってお客さまのデジタライゼーションに貢献し、新たな価値創造に共に取り組み、お客さまからすべてを任せていただけるグローバルサービスカンパニーをめざします。
詳細は http://www.hitachi-systems.com/ をご覧ください。
■セキュアブレインについて
株式会社セキュアブレインは、インターネット上の脅威が多様化する中、Webサービスを提供する事業者や企業にITセキュリティを届ける、サイバーセキュリティ専門会社です。「ネット犯罪からすべての人を守る」というミッションのもと、信頼性の高いセキュリティ情報と高品質なセキュリティ製品・サービスを提供する、日本発のセキュリティの専門企業です。従来よりエンドポイントのセキュリティ監視をサービスとして提供しており、「Symantec EDR Cloud」についても、このたび、監視対象として提供することになりました。これまでの監視サービスならびにウイルス分析のノウハウを生かし、お客さまにより安心・安全なセキュリティサービスを提供します。セキュアブレインについての詳細は https://www.securebrain.co.jpをご覧ください。
■お客さまからのお問い合わせ先
株式会社日立システムズ
商品お問い合わせ窓口:TEL 0120-346-401(受付時間:9時~17時/土・日・祝日は除く)
お問い合わせWebフォーム:https://www.hitachi-systems.com/d-inquiry/contact.cgi
■報道機関のお問い合わせ先
株式会社日立システムズ CSR本部 コーポレート・コミュニケーション部 杉山、藤原
〒141-8672 東京都品川区大崎一丁目2番1号
TEL:03-5435-5002(直通) E-mail : press.we@ml.hitachi-systems.com
株式会社セキュアブレイン 広報担当 丸山 芳生(まるやま よしお)
〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町3-12 紀尾井町ビル7F
TEL:03-3234-3001 FAX:03-3234-3002 E-mail : info@securebrain.co.jp
以上
※ 記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標または登録商標です。