セキュアブレイン、Webサービス・決済サービスを伴うモバイルアプリケーションに不正利用を検知する機能を組み込むことが可能なSDK（開発キット）、「Scam Radar Mobile SDK」の販売を開始

このプレスリリースに記載されている情報（価格、仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URLなど）は、発表時点のものです。最新の情報につきましては、こちらのお問い合わせ先にご確認ください。

2021年8月27日

報道関係各位

　株式会社セキュアブレイン(本社：東京都千代田区、代表取締役社長 兼 CEO：青山 健一、以下「セキュアブレイン」)は、Webサービス・決済サービスを伴うAndroid・iOS用モバイルアプリケーションに、なりすましによる不正ログインや不正利用を検知する機能を組み込むことが可能なSDK（開発キット)「Scam Radar Mobile SDK（スキャム・レーダー・モバイル・エス・ディー・ケイ）」を開発し、金融機関やECサイト向けに本日より販売を開始します。

　Webサービス・決済サービスを狙った攻撃は止むことがなく、個人情報漏洩やなりすましによる不正ログイン、不正送金やサービスの不正利用などの被害が後を絶ちません。金融機関やECサイトは、不正に入手された情報等で第三者にログインされた場合でも、金銭被害に至ることがないよう不正な取引を水際で停止するなどの対策を求められています。特に、スマートデバイスを狙った攻撃はSMSやメールを起点に広がり、年々手口が巧妙化していることもあり、ユーザー自身の行動に依存するだけの対策は現実的ではありません。

　セキュアブレインは、2019年に金融機関やECサイトを対象にしたPC向けの不正予兆検知サービス「SecureBrain Scam Radar BD」を開発し販売を開始しました。この度、金融機関やECサイト事業者が顧客に配布するモバイルアプリケーション経由での不正利用検知のご要望の声を受けて、「SecureBrain Scam Radar BD」の機能をモバイルアプリケーションに組み込むことが可能なSDKを開発しました。本SDKを利用することで、既存のモバイルアプリケーションにセキュリティ専門ベンダーであるセキュアブレインの不正利用検知機能を追加することが可能です。

　「Scam Radar Mobile SDK」は、モバイルアプリケーションからのアクセス時に発生するテレメトリデータ（遠隔情報収集した利用状況データ）等をリアルタイムに分析します。インターネット犯罪を長年研究しているセキュアブレインがその知見を活かし、独自ロジックのビッグデータ分析で不正利用の可能性のある取引をリアルタイムに検知し、金融機関やECサイト事業者にアラートを通知する機能を提供します。またオプションとして、検知時にユーザーに新たな認証等を追加することも可能です。金融機関やECサイト事業者は、本SDKを組み込んだモバイルアプリケーションを配布することで、なりすましによる不正ログインや不正利用を試みる攻撃に対応することが可能になります。また、日々更新が必要な検知エンジンはセキュアブレインがメンテナンスをするため、アプリケーション開発企業は自社でメンテナンスをする必要がありません。

　セキュアブレインは今後も「最先端の技術で、安心・安全なWebサービス運営のために必要なセキュリティを提供する」というスローガンのもと、最新の脅威に迅速に対応可能なセキュリティ製品を開発し、その技術をSDKとして提供することでモバイルアプリケーション向けWebサービス・決済サービスの不正利用の防止に貢献していきます。

構成イメージ

Scam Radar Mobile SDK検知の特長

（例）
・IP UA 言語、タイムゾーン、その他端末固有のパラメータ
・パラメータの組合せによるスコアリング

（例）
・ログインから送金までの速度
・同じ端末から複数 ID によるログイン試行（リスト型攻撃）
・初回アクセスでメールアドレス初期化、送金額上限変更

・サービスを利用されているお客様全体で犯人端末の特徴を登録・共有

価格

詳細はお問い合わせください。

以上

プレスリリース印刷用 (PDF 228KB)

セキュアブレインについて

株式会社セキュアブレインは、インターネット上の脅威が多様化する中、企業にITセキュリティを届ける、日立システムズグループのサイバーセキュリティ専門会社です。「より快適で安心できるネットワーク社会を実現するために、一歩進んだ技術で貢献する」というビジョンのもと、信頼性の高いセキュリティ情報と高品質なセキュリティ製品・サービスを提供する、日本発のセキュリティの専門企業です。詳細は、https://www.securebrain.co.jp/ をご覧ください。