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GREDネット詐欺レポート(2022年11月)

GREDネット詐欺レポート(2022年11月)

セキュアブレインが運用する、無料のウェブセキュリティサービス「gred(グレッド)でチェック(http://check.gred.jp/)」で収集した情報を分析し、「GRED ネット詐欺レポート」としてまとめました。 「gredでチェック」は、インターネットユーザがウェブサイトの安全確認を行うことができる、無料のウェブセキュリティサービスです。確認したいウェブサイトのURLを入力するだけで、セキュアブレインが独自に開発した解析エンジンが短時間で解析し、そのウェブサイトが「安全(Safe)」か「危険(Danger)」を判断します。

gredでチェックが検知する悪質サイト


悪質サイトのカテゴリ
説明
フィッシング本物にそっくりな偽造Webサイトやあたかも普通の商品販売サイトに見えるサイトです。ユーザのIDやパスワードなどの個人情報やクレジットカード情報などを不正に取得します。
ワンクリック詐欺サイト上のボタン等をクリックしただけで、契約が成立したように見せかけて、料金を請求する問題のあるWebサイト。
ボーガスウェア偽ソフトウェア 実際には機能しない、偽物のソフトウェア(ボーガスウェア)を配布して、料金を請求しようとする問題のあるWebサイト。
不正改ざんサイトサイトの脆弱性を突かれ、改ざんなどの攻撃をされてしまった状態になっているサイト。
不正攻撃サイト他のコンピュータに存在する脆弱性を突いて、攻撃を行う事を目的として作成された不正サイト。
その他のマルウェアウイルス、ワーム、スパイウェア以外の不正プログラムです。
GoogleブラックリストGoogleのSafe Browsing API によってコンテンツが悪質の可能性(フィッシング)があると判定されたサイト。

gredでチェックが検知した悪質URLのカテゴリと検知数(2022年11月)

悪質サイトのカテゴリ
検知数
フィッシング
3036
ワンクリック詐欺
171
ボーカスウェア
9
不正改ざんサイト
10
不正攻撃サイト
56
その他のマルウェア
33
Googleブラックリスト
181
合計
3496

3か月間の推移

悪質URL3か月の推移

総評

今月も「gredでチェックの検知数」としては先月とほぼ同じくらいです。また今月も定番の金融系、EC系のフィッシングサイトやプロバイダー系、Webメール、国税庁などのフィッシングサイトや偽物販売サイトなどが多く確認されましたが特に目新しいフィッシングサイトの立ち上げはありませんでした。

公共系ではまた厚生労働省のフィッシングサイトが出始めています。ワクチンや給付金などで今後も出現する可能性があります。

厚生労働省のフィッシングサイト

厚生労働省のフィッシングサイト

また以前から確認されていましたが、宅配系のフィッシングサイトが様々なバリエーションで出現していたのが目立ちました。いずれも再配達を騙り個人情報やクレジットカード情報を詐取するのが目的です。宅配系では日本ではあまり影響がないと思われますが国際輸送のサイトでもフィッシングサイトが多く作られており、今後も注意が必要です。

先月報告したYouTubeを起点とした動画のフィシングサイトですが、現在はワールドカップなどを標的として稼働中です。動画サイトに貼り付けられた不審なリンクについては注意が必要です。