PhishWall利用サポート
法人向け製品サポート
パートナー様向けログイン

インターネットでのクレジットカード情報の入力に不安を感じたら

インターネットでのクレジットカード情報の入力に不安を感じたら

先日、「初めて利用するECサイトの不安、どう解消する?」という記事でECサイトを時初めて利用する際に確認する以下のポイントをご紹介しました。

●ECサイトのURL、サイト名でインターネット検索する。
●特定商取引法に基づく表示項目を確認し、運営会社名、住所などでインターネット検索をする。
●製品名でインターネット検索をする。
●決済方法が銀行振込のみ、振込先が個人名義になっていないか

各ポイントの詳細については、元の記事を参照頂きたいと思います。
上記のポイントを確認して、どうやらこのECサイトは大丈夫だろうと判断した後は、欲しい商品を選んだら決済です。

ECサイト等の決済で最も用いられるのがクレジットカード決済と言われています(※1)。
クレジットカード決済のメリットは簡単に利用できるという点でしょう。
氏名、カード番号、有効期限、セキュリティコードを入力するだけで決済が可能です。
反面、これらの情報が流出してしまうと、誰でも利用できてしまうとも言えます。
ECサイト等でクレジットカードを利用する際にどんな点に気をつければ良いのでしょうか?

※1: https://www.sbpayment.jp/news/press/2022/20220706_001052/

クッレジットカードを安全に利用する上で注意すべきこと

近年は、ECサイト等で不正利用を防ぐための3Dセキュアといった本人認証の仕組みが導入されているケースもありますが、導入の負荷やユーザビリティの低下などの問題もあり、行き渡っているとはいえない状況です。

クレジットカード決済には、チャージバックという利用者を保護する仕組みがあります。チャージバックは、クレジットカードの不正利用などの理由で利用者が支払いに同意しない場合にクレジットカード会社が売上を取り消しすることで、請求の取り消しや返金がされます。

また、クレジットカード会社は、カードの不正利用の監視も行っています。皆さんの中にもクレジットカード会社から突然電話が来て、「海外でXX万円の利用があるが本人の利用か?」といったこと確認されたという経験がある方もいるかと思います。この様に、通常ありえない場所や金額の取引があった場合、決算を保留して本人に確認するという手続きが取られます。

これらを踏まえて、クレジットカードを利用する際に注意すべき点は、利用明細をこまめに確認するということです。チャージバック等の保証をうけるためには、利用者自身が不正利用に気づいてクレジットカード会社に連絡する必要があります。また、不正利用された場合、カードの利用停止、再発行等の手続きをすすめる為にもクレジットカード会社に連絡する必要があります。

不正利用の監視があるから大丈夫でしょ?と思われる方もいるかも知れませんが、犯罪者もどの様な利用の仕方であれば不正利用が検出されにくいかを研究していますので、監視の目をくぐり抜けてしまうということもあります。

ECサイトの利用の有無に関わらず、ご自身のクレジットカードの利用明細は、こまめにチェックすることをお勧めします。また、クレジットカードによっては、利用時にメール等の通知が届くサービスがありますので、それらを活用して利用状況をこまめに把握することをお勧めします。

また、通常のクレジットカード以外にも以下のようなクレジットカードの利用も考えられます。

プリペイドクレジットカード

ECサイトからみた際の支払の仕組みは、クレジットカードと同様ですが、予め入金をした金額の範囲内でしか決済が行えないクレジットカードのことです。
カード情報が流出しても入金額が少なければ決済が行えませんので、決済の都度必要な金額のみ入金するといった利用の仕方をしていれば、突然、知らない高額の引き落としがあったと言うような不正利用に合うことは無いでしょう。さらに、一般的に不正利用に対してクレジットカードと同様の保証がつく点もメリットと言えます。ただし、予め入金が必要と言う点以外は、基本的にクレジットカードと同様ですので情報が流出してしまった場合には、クレジットカード会社に連絡をして、利用停止、カードの再発行の手続きをする必要があります。通常のクレジットカードと同様に、利用明細のこまめなチェックをお勧めします。

バーチャルクレジットカード

ECサイト等のオンライン決済専用のクレジットカードです。実際のカードは発行されず、スマホのアプリなどで、カード番号、利用期限、セキュリティコードのみが発行されます。一番の特徴として、カード番号を利用者の任意のタイミングで変更することが可能です。そのため、オンライン決済ごとにカード番号を変更する様な利用をすることで、カード番号が流出して不正利用されることを防止することが可能です。また、一般的に不正利用に対してクレジットカードと同様の保証がつく点もメリットと言えます。その都度、番号を変えるのは面倒かも知れませんが、情報が流出してしまったらと考えると些細なことかも知れません。

でも、クレジットカードの利用は怖い、現金決済が一番という方もいらっしゃると思います。

銀行振込や代金引換のメリット・デメリット

現金による取引であれば、払ってしまった金額以上の被害に合わないというメリットがあります、ただし、現金の場合は、チャージバックのあるクレジットカードと違って払ってしまったお金が戻ってくるケースは少ないとも言われていますので、安易に振込をしないように注意が必要です。
代金引換の場合は、現金振込と異なり商品と引換に代金を支払うため、商品が届かないと言う心配はありません。ただし、届いた荷物の中身を確認してから支払うと言うわけには行きませんので、粗悪品を送りつけてくる偽ECサイトなどの被害にあう危険性がありますので代金引換だから100%大丈夫とは言えませんので注意してください。また、代金引換のケースでも払ってしまったお金が戻ってくるケースは少ないと言われています。

他にも多数の決済方法はありますが、ここではクレジットカードの安全な利用やプリペイド、バーチャルカード、そして、現金決済について注意点やメリット・デメリットをご紹介しました。
こうすれば100%被害に合わないという方法は、ありません。
自分が利用している決済方法のメリットやデメリットを把握した上で、決済を行う際は慎重に判断をされた上で、インターネット上でのお買い物などを楽しんでいただきたいと思います。

セキュアブレインは、個人向けにWebサイトの安全性を無料でチェックする「gredでチェック」(https://check.gred.jp/ )を提供しています。「gredでチェック」は、セキュアブレインの解析エンジンが対象のウェブサイトのコンテンツを取得し、検査するウェブサイトがフィッシングサイトなど危険なサイトでないかを診断します。不審なサイトかもしれないと思ったら、アクセスする前に「gredでチェック」で、安全の確認をしてください。

また、企業向けには不正取引検知サービス「SecureBrain Scam Radar(セキュアブレイン・スキャムレーダー) BD」を提供しています。本サービスは、Webサービスやモバイルアプリのアクセス時に発生するテレメトリ(遠隔情報収集)データ等をリアルタイムに収集・分析します。ネット犯罪を長年研究しているセキュアブレインがその知見を活かし、独自ロジックのビッグデータ分析で不正な取引をリアルタイムに検知し、アラート通知と共に可視化レポートを提供します。

お問い合わせは、以下Webフォームよりご連絡ください。
https://www.securebrain.co.jp/form/service/inquiry_input.html