国民生活センターから「還付金詐欺が増加しています!」と報告されています – 事業者の対策
前回ご紹介したように、国民生活センターによると、全国の消費生活センター等に寄せられる「還付金詐欺」に関する相談が増加していると注意喚起されています。税金や保険料等の還付があり、そのための手続きとしてATMに誘導するなどして、お金をだまし取る手口の詐欺です。近年、手口が多様化しており、ATMから振り込ませる従来の手口のほか、インターネットバンキングを使って振り込ませる手口も見られていると報告されています。例えば、インターネットバンキングのログインに必要なパスワードを聞き出し、詐欺グループ自らが不正にログインして操作し、お金が引き出される場合が挙げられています。
国民生活センターから「還付金詐欺が増加しています!」と報告されています – 利用者の対策
https://www.securebrain.co.jp/blog/2023/0814/
この場合、不正入手した情報でログインをされるため、ID・パスワードだけを見る限りは、正規利用でのアクセスと違いがなく、下記などで以前にご紹介した手口と共通の構図が見えてきます。金融機関様でも対策を進められているかと思いますが、正規利用者を誤って検知してしまうのを防ぎつつ、犯罪につながりうる取引を検知する必要があり、各社にて苦心されていることかと思います。
フィッシング対策協議会から「インターネットサービス利用者に対する認証方法に関するアンケート調査」の追跡調査結果が公開されました
https://www.securebrain.co.jp/blog/2023/0801/
このような手口への対策として、SecureBrain Scam Radar(セキュアブレイン・スキャムレーダー) BDをご紹介します。ネット犯罪を長年研究しているセキュアブレインがその知見を活かして、正規利用者や犯罪者それぞれによる操作・端末等の特徴・振る舞いを分析し、独自ロジックのビッグデータ分析で不正な取引をリアルタイムに検知します。また、新手の攻撃手法にも、Scam Radar BDサーバーのチューニングにより対応しますので、運用の手間をかけずに、不正検知への対応が可能となります。不正検知をご検討でしたら、以下Webフォームよりお問い合わせください。
https://www.securebrain.co.jp/form/service/inquiry_input.html
参考文献
国民生活センター「還付金詐欺が増加しています!‐ATMだけじゃない!ネットバンキングを使う手口にも注意‐」
https://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20230726_2.pdf