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GREDネット詐欺レポート(2023年3月)

GREDネット詐欺レポート(2023年3月)

セキュアブレインが運用する、無料のウェブセキュリティサービス「gred(グレッド)でチェック(http://check.gred.jp/)」で収集した情報を分析し、「GREDネット詐欺レポート」としてまとめています。 「gredでチェック」は、インターネットユーザがウェブサイトの安全確認を行うことができる、無料のウェブセキュリティサービスです。確認したいウェブサイトのURLを入力するだけで、セキュアブレインが独自に開発した解析エンジンが短時間で解析し、そのウェブサイトが「安全(Safe)」か「危険(Danger)」を判断します。

gredでチェックが検知する悪質サイト


悪質サイトのカテゴリ
説明
フィッシング本物にそっくりな偽造Webサイトやあたかも普通の商品販売サイトに見えるサイトです。ユーザのIDやパスワードなどの個人情報やクレジットカード情報などを不正に取得します。
ワンクリック詐欺サイト上のボタン等をクリックしただけで、契約が成立したように見せかけて、料金を請求する問題のあるWebサイト。
ボーガスウェア偽ソフトウェア 実際には機能しない、偽物のソフトウェア(ボーガスウェア)を配布して、料金を請求しようとする問題のあるWebサイト。
不正改ざんサイトサイトの脆弱性を突かれ、改ざんなどの攻撃をされてしまった状態になっているサイト。
不正攻撃サイト他のコンピュータに存在する脆弱性を突いて、攻撃を行う事を目的として作成された不正サイト。
その他のマルウェアウイルス、ワーム、スパイウェア以外の不正プログラムです。
GoogleブラックリストGoogleのSafe Browsing API によってコンテンツが悪質の可能性(フィッシング)があると判定されたサイト。

gredでチェックが検知した悪質URLのカテゴリと検知数(2023年3月)

悪質サイトのカテゴリ検知数
フィッシング3281
ワンクリック詐欺103
ボーカスウェア15
不正改ざんサイト3
不正攻撃サイト43
その他のマルウェア24
Googleブラックリスト140
合計3609

3か月間の推移

悪質URL3か月の推移

総評

「gredでチェックの検知数」においては先月より若干増加しています。定番の金融系、EC系、プロバイダー、宅配業者、WEBメールなどのフィッシングサイトや偽物販売サイトなどが多く確認されています。また、今月はヤマト運輸だけでなく日本郵便の詐欺サイトも多くのバリエーションが確認されました。

ブランドのカテゴリは特に新しいものは出ていませんが、地方銀行のフィッシングに新しいブランドが多く出てきています。また普通の銀行だけでなく、信託銀行も対象となりはじめています。今後、他の多くの銀行が狙われる懸念があります。

フィッシング対策協議会の銀行のフィッシングに関しての緊急情報も今年に入って多数発信されています。詳細は、セキュアブレインのブログ「急増する金融機関をかたるフィッシングの被害にあわないために」をご覧ください。

https://www.securebrain.co.jp/blog/2023/0330/